アップルパイと君の隣で
第8章 初めてのケンカ
「んー、もう朝かぁ」
私はベットの上で両手を伸ばす。
んー!いい天気。
「佳奈ー!今日の朝ご飯何ー?」
私はいつものように言葉を発した。
...
「あっそうか」
昨日出ていったんだっけ?
朝ご飯なんかめんどくさいなぁ...
そう思いレトルトのものでお腹を満たす。
「いただきます」
...
なんか味気ない。
っていうかあの子今日どうしたんだろう?
泊まれる所見つかったんだろうか?
と言いうか何も持たずに出ていったみたいだけど、何処かで倒れてたりしてないわよね?
佳奈...
「いやいや!何であいつの心配なんかしなくちゃいけないのよ」
まったく...
あの子が来てから調子狂う。
私は夢中でレトルトカレーにかぶりつく。
「なんか...美味しくない」
1人っきりの朝ご飯なんて今までは普通のことだった筈なのに。
(私は先輩のものなんですからちゃんとお世話して下さいね💕)
何なのよ...
「佳奈のばか」