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アップルパイと君の隣で

第8章 初めてのケンカ


「先輩っむちゃくちゃ色っぽいです」
佳奈は呼吸を乱しながら熱っぽい視線を向けた。

「あんたっいい加減にっ!なっ!!」

抵抗する私に構わず再び私の胸に吸い付くと今度は私の下着に手を伸ばす。

「駄目だって!!それ以上はっ...」

「っ!?先輩感じて...」
私の抵抗もむなしく私の下着を脱がせた佳奈の手と視線が止まった。

最悪...。
私の身体はしっかりと反応していた。
それを一番見られたくない人に見られた。
屈辱以外の何者でもなかった。
それなのに今でもなお反応し続けている身体が憎らしかった。

「先輩可愛いです」

「ちょっと!本当に駄目だって!!これ以上やったら絶交だかんねっ!!」

そこはとても友情で貸せる物ではない。

そんな私には構わずに再び私の両手と自分の両手を絡ませると行為を続けようとする。
怖い...。
逃げられない。
もうだめ..

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