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キミのとなり

第10章 幼馴染み

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「おはよー!」

清々しい朝にピッタリの笑顔であいつがやって来た。

いつもの待ち合わせ場所。

二人の家の近くのこじんまりとした公園。

ちょっと走りながら。
ハァハァと息を切らせてる。

「おはよ。どうした?息切らして。」

バッグからタオルを渡してやるとゴシゴシと汗を拭きながら

「ちょっと寝坊したからさ。カズが先行っちゃうと思って焦った!」

とニカッと笑った。

「ふふふ。ちょっとくらい遅くても待ってるよ。」

「マジ?やっぱ朝カズの顔見ないと調子狂うからさー。」

「はい、はい。ほら行くよ。」

タオルを受け取りながら手を引いて歩き出す。

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