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キミのとなり

第10章 幼馴染み

その日曜日。

お茶してカラオケとか行って。

翔ちゃんと翔ちゃんに言い寄ってる子は二人で喋ってる。

もう一人の女の子は元々きっと潤くんの事を気に入ってたんだろうなってのが見ていて、話を聞いていてわかった。

結局 残りもの同志…って感じで一人の子と話した。

まあまあ可愛い?し、話しやすいし、性格も良さそう。

晩ご飯までみんなで食べて、そろそろお開き…ってなった。

帰る時、翔ちゃんと翔ちゃんとペアの子が、ちょっと寄って行きたいんだーと本屋に入った。
そこで“バイバイ”ってなって、潤くんと俺はそれぞれ女の子を送る形になって別れた。

女の子を送る途中、その子が体を近づけてきて腕に手を絡ませてきた。

うっ。胸が当たってるし。

人通りの少ない道で、その子は俺に向かい合って、キスして、って目を閉じた。

俺は肩を掴んではみたけど、キスしたいと思ってないし、好きじゃないのに変だし、って思って肩から手を離した。

その子が、どうして?と言ったから、
本当に好きな人が出来た時の為にとっておいた方がいいよ、と言った。

その子も、そう思ったみたいで、
私、背伸びしたかったのかも。キスとかしてみたかったの、ごめんね、ありがとう、そう言って“バイバイ”って帰って行った。

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