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キミのとなり

第11章 おしゃべりな瞳

ドキドキ

ドキドキ

はあ。僕どうしちゃったんだろ。

両頬に手のひらをあててぼんやり窓の外に目をやっていると、

「お待たせしました。」

さっきの優しい雰囲気の店員さんがホットコーヒーを持ってきてくれた。

「あの…なんかサンドイッチみたいなのありますか?」

「はい。サンドイッチでもトーストでも。あ、フレンチトースト美味しいです。」

「わ!フレンチトースト大好きなんですよ。じゃ、それお願いします。」

「はい。すぐお持ちしますね。」

しばらくして運ばれてきたフレンチトーストは それはもうほっぺた落ちちゃうレベルで。

「おいしー。」

言葉に出してしまった。

店員さんはクスクスと笑っていた。

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