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キミのとなり

第11章 おしゃべりな瞳

「和くん!」

僕が近づくより先に和くんが駆け寄ってきた。

なにこれ。

可愛いすぎる。

犬…みたい。

柴犬ってところ。

ブンブン振っているシッポが見えるよう。

自然と手が出て…和くんの頭を撫でていた。

これは失礼かな。子供扱いな感じ?
いや。犬扱い?
でも和くんよけないし。
いーや。
だって可愛いんだもん。
いきなり抱きしめるとかはダメでしょ?

あれ?

泣きそう?

笑ってる?

僕もつられて泣きそうな顔で笑った。

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