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キミのとなり

第12章 おしゃべりな瞳 2

朝、眼が覚めると和がとなりにいる。

幸せで泣けてくる。

くっついて眠ったから僕の脚は和を捉えていて、和の腕は僕の体に絡めるようにまわされている。
少し体をずらしたら少し口が開いて、スースー寝息が聞こえる可愛い寝顔が見えた。ぷにぷにの頬っぺたに触りたくて、そっと触った。

すべすべで柔らかい。
ふふ。
我慢できなくなってその頬に唇をつけた。

「…ん…?」

和が目を開けた。

恥ずかしいのか顔を胸元に擦りつけてきた。

「和ー。おはよ。」

和はまだ僕の胸に顔をうずめてて。

このままもいっか…と、ほんわかした優しい気持ちのまま僕は目をつむった。

黙っている僕を不思議に思ったのか和が身じろぎして僕の顔に、唇に近づいてきたのがわかった。

唇に吸い寄せられて長めのキスをした。

離れる時に唇をベロンと舐めたら和が笑った。

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