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キミのとなり

第13章 きづいてよ

相葉さんの部屋もなんとか片付いて。

引っ越しそば!

ってコンビニに買いに行った。

ビールもまだ冷蔵庫に入ってるけど買い足しとこ。

相葉さんも、やれアイス、お菓子、おつまみ…ってカゴにポンポン入れてった。



「「かんぱーい!」」

そば食べて、ビール飲んで。
可愛い優しい笑顔の相葉さんがいて。
言うことない。

「ね。なんか言っとくことない?俺に。簡単なルール決めよ。」

「そーだね。ま、とりあえず女連れ込み禁止ね。俺は大丈夫だけど。」

「なにが大丈夫なの?」

「女は外で会う派なの。」

「へー。そうなんだ。りょーかい!俺もあんま部屋って好きじゃないかなぁ。なんでだろ。俺の全部を見せたくないのかな。ま、いいや。だから大丈夫。てゆーか今、そーゆー人もいないし。」

「俺も。」

「お互い寂しいねぇ。」

「ほんと。」

「でも楽しいから、いっか!」

「うん。」

今、彼女いないんだ。
ちょっと嬉しいのはなんで?
俺、この人に独占欲出てきてんの?
…なんで?

後、掃除、洗濯は出来る人がやる、後休みの時は進んでやろうね…って特に係は決めず、なんか不都合が生じたら、その都度、会議開こう!ってことでまとまった。
家賃は丸々折半じゃなくていいよ、って俺が言って、この人は折半で…と言ってたけど、使ってない部屋だったんだよ…と3分の1でいいから、って話して落ち着いた。

言いたいことは言っていこうね、って。

我慢とか隠し事とかも極力避けよー、って。

ま、お互いの部屋もあるんだし、自然体でやっていけるはず。

なんとなく大丈夫としか思えないしー。

「はい。」

合鍵を渡したら目尻にシワを作って喜ぶ顔を見て、こっちが嬉しくなった。

「ありがとう!」

「これからよろしく。」

「こちらこそよろしく。」

また乾杯した。

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