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出会い系な日々

第10章 デカイ女 幸子・誤認


第一印象は大事と言うけどそうじゃない時もある

予想は森三中の大島だったのに顔が女の子らしいというだけでグッと印象が良くなった

とは言ってもその顔は丸くて大きい

「少しぽっちゃり」

「よく言えたな!」と言いたいのを我慢して話しかける

「お待たせ♪ショウって分かる?」

「うん…」

顔を赤らめて恥ずかしがる幸子

顔つきや頭身バランスから見て何十キロか痩せたら可愛くなるとは思う

意外に脚が長い

でも全てが分厚いだけなのだ

これからラブホへ行くのが大前提なので、今さら食事やデートはありえない

イコール拒否だから

会う前にエッチの約束をすると楽だがリスクも高い

メールだけで相手をイメージする事がいかに危険か思い知る

平気なフリして喋ってるのも辛くなってきたのでラブホへ向かう事にした

歩きながら色々と話しかけても、幸子はずっと恥ずかしそうに相槌をうつか単語で返すだけ

秋菜と似たような状況…

あっ!もしかして幸子も俺にガッカリしてるのかも!?

そうならお互い傷つく事なく解散出来るじゃないか!

少し期待して聞いてみる

「俺が嫌やったら言うてくれていいで?」

「そんなことない…」

単語ではあるがニコやかに否定する幸子

嬉しいやら残念やら…

でも苛めたくなるというかSの血が騒ぐというか、この控え目な感じは嫌いじゃなかった


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