出会い系な日々
第11章 デカイ女 幸子・努力
不安を払いのけるかの様にこれでもかと腰を振る
ズププ!ズブ!ズプ!ジュプ!ジュル!ニュル!ジュブ!ジュプ!ニュプ!
溜まってるし、締まりも良いし、勃起度は最高潮
秋菜ならあっという間に絶叫して果ててるはず
でも幸子は変わらない
まさに立て板に水
息が荒くなるわけでも、顔を歪めるわけでもなく、寝てんのかコイツ?みたいな
屈辱…
ヤケクソになった俺は幸子の唇を塞ぎ、強引に舌を割り入れた
チュッ…レロレロ…ジュパ…レロレロ…
しつこいぐらいに舌を絡めながら激しく腰を振り続ける
もう俺が出来る最後のあがきだった
あかん…
やっぱり変わらない
俺一人がこの大きな体の上で馬鹿みたいに踊ってる、いや踊らされてる
演技が良いとは言わないが、少しは反応してくれてもいいだろに
これじゃ大きなダッチワイフと変わらん
はっ!これがマグロってやつか?
男が腰を振ってる間、天井を一点見つめしながら木目を数えてる女がいるという
声も出さず、動きもせず、ただひたすら時が過ぎるのを待つ女
市場に転がる冷凍マグロに例えてそう呼ばれる
目を閉じてるだけマシだが幸子も似たようなもんだ
そうか…マグロか…
築地の競りにかければかなりの値がつくであろう巨大マグロ
この瞬間、幸子を感じさせるのは無理だと悟った