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出会い系な日々

第11章 デカイ女 幸子・努力


このまま残り時間を二人で過ごすのは辛い

ここは逃げちゃダメだ、ちゃんと向き合おう

「大丈夫?嫌やない?」

「ぅん…」

表情を見てると決して嫌がってる感じではない

その辺は俺も敏感なので大丈夫だと思う

ただメールでは下ネタもしっかり返してくれたのに、同一人物と思えないくらい大人しい

恥ずかしがりやなのは分かってたけど…

「メールではあんな喋ってくれてたのに〜」

間を空けずにどんどん喋ってみる

「えっ?んん〜、緊張してるかな…」

裸で抱き合って、キスして、エッチしてもまだ緊張してるのか

「そっか…なんか気を使わせてたらゴメンな?嫌なことあったら言うてや?大丈夫やから」

下手に出て安心させる作戦

「ぅん、ありがとう…」

ありがとう…

頬を赤らめながら呟いたこの言葉に胸がキュンとした

なんて素直で可愛らしい

見た目は確かに大きくて太いけど、その仕草や奥ゆかしさは女性として理想的かも知れない

そんな女性がここでこんな事してる矛盾もまた魅力

だいぶリラックスしてきた

「彼とエッチする時はもっと声出てるんちゃう?」

冗談ぽく聞いてみる

「えっ、ん〜どうやろ?自分ではあまりわからへん…」

「でもこんな緊張はしてへんやろ?」

「ぅん、でも最初に会った時は凄い緊張してて喋れなかったよ…」

「そうなんや。じゃあ今日が特別やないんやね?安心したわ」

幸子は微笑みながら頷いた




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