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出会い系な日々

第12章 デカイ女 幸子・逆転


もう無理、一滴も出ない

今回も幸子の反応は薄かったが最初のマグロ状態に比べれば大満足だ

それにしてもいろんな女性がいる

俺のセックスに対する自信なんて自己満足でしかない

「シャワーしようか♪」

残り時間もいい感じなので堂々とお開き宣言

そういや佳奈以来、一緒にお風呂に入ってないな

一瞬、誘おうかと思ったけれど、お湯が大量に溢れ出る絵が浮かんでやめた

「先にしておいで♪」

俺から言ってあげないと動かない幸子

「うん♪」

ムクッと起き上がり、タオルを纏ってバスルームへと消えて行く

一息ついてテレビをつけるとAV女優がこれでもかとヨガってる

幸子を抱いた後に見ると猛烈に嘘臭い

それも相性や感度によるんだろうけど…

しばらくして幸子と入れ替りに俺もシャワーを済ませた後、すぐに着替えと会計を済ませて部屋を出た




駅に向かって歩きながら幸子の様子を伺う

顔は穏やかなのに相変わらず無言だ

「イカしてあげれんかったなぁ…」

歩きながらそんな事を聞くのもどうかと思うが、献身的な自分を演じないと本心を見抜かれそうで怖い

恥ずかしそうに微笑んでるだけの幸子

本当に何を考えてるか分からない子だ

やがて駅に着いて改札へ

別れ際に社交辞令で言ってみた

「また会える?」

「…うん♪」

本音かどうかは読み取れない

幸子は改札を抜けると軽く頭を下げ、やって来た電車に乗り込んだ




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