
出会い系な日々
第16章 デカイ女 麗子・自滅
女性の投稿には下手すりゃ100人を超す男から返事が来るという
ならこんな冷めた麗子でも他に山ほど話し相手がおるんやない?
いやおってもええねん…ええねんけどメル友にだってプライドがありまんねん!
麗子にとって俺がメル友3号や5号なら、何時間も真剣に相談にのったりアドバイスしたりしない
だいたい俺と会話中に「話し相手募集」って失礼にも程があるだろ
だんだん腹が立ってきた俺は麗子に疑問をぶつけ始めた
「ユガメに投稿したら返事凄いやろ?しかも毎日投稿してるみたいやし」
「うん凄いで(笑)ほとんど意味不明なのばっかりやけどね」
毎日投稿してるだろという嫌味はスルーされた
「ユガメで続いてる人は何人おるん?」
「ショウの他に二人ぐらいかな…」
「ふ〜ん、会ったりしてるん?」
「うん…一人とは週に一回ぐらい会ってる」
はい終了~!お疲れさ〜ん!お幸せに~!バイバイキーン!(死語)と心の中で叫ぶ
「そういう相手がおるなら言うてくれたらええやん」
自分のことを棚に上げて言っちゃう男
「なんか言いにくくて…」
こうなったら根掘り葉掘り聞いてやる
「それは彼氏なん?」
「つき合うとかって話は出てないよ…」
「麗子はその人のこと好きなん?」
「わからんけど…そうかも…」
「付き合ってないけどエッチはした?」
どうでもいいからズケズケ聞く
「うん…」
俺とメールしている間に誰かに抱かれてたのか…
そう思うと無いはずの嫉妬心がフツフツと湧いてきた
