
出会い系な日々
第16章 デカイ女 麗子・自滅
その男は20代後半で名前以外はほとんど知らないらしい
数日メールした後に初めて会い、なんとその日に車内でフェラさせられ、それから会う度にお口で抜くのが日課になったという
ピンサロかよ
当時の俺は口内射精がエッチより羨ましくて、さらにジェラシーを感じた
しかもこの男、自分だけ満足して帰るという
「マジで?それはあかんやろ?自分の事しか考えてへんやん(¬_¬)」
「ん〜そうなんかなぁ…」
「ずっとフェラだけ?エッチは?」
「ないな〜」
ズバリ「性欲処理やん!」と叫びたいのを堪えた
あまり追い込むのは良くない
出会い系で話してると、遊ばれてると薄々気付きながら現実逃避する女がとても多い
9割冷たくても1割の優しさにすがりつく
DV男から離れられない女と同じ
この男は麗子からメールしてもほとんど返事が無く、彼からメールが来る時は会えるかどうか確認するだけとか
つまり抜きたい時だけ…
そんな相手と恋愛に発展するはずないのは麗子も薄々わかっているはず
「毎日つまらん」「誰も信用出来ん」と言いたくなるのもわかる気がした
