出会い系な日々
第3章 豊中の久美・挿入
全てを忘れて佳奈以外の女性と話してみる
何人かと会話するうちにチャットを始めた頃の自由で新鮮な気持ちを思い出す
憂鬱な気分も少しは晴れてきた
数日後、珍しく女性待機の部屋を見つけて入室に成功
待っていたのは23歳の久美
はじめは他愛のない会話をしながらどんな子か探った
覚えてないくらいありふれた世間話だったが受け答えもスムーズで第一印象は良い
佳奈より大人だ
やがて夜中の三時になり「丑三つ時やね」なんて台詞が出たところで怖い話になった
そこで俺が実際に体験した肝だめしの話をする
その話は長くて明け方まで続き、怖がりの彼女は「泣きそう」と言いながら最後まで聞いてくれた
「さあ、そろそろ寝よか〜」
話疲れて眠くなった俺は呼びかけた
「いや〜!ムリ!怖いから一人にせんといて(;_;)」
一人にせんといて…って少しドキッとした
「もう明るいから大丈夫やろ?(笑)」
あえて軽く突き放してみる
「ほんまに怖いからもう少し付き合ってよ〜お願い( ; _ ; )」
なんて可愛らしい
「も〜じゃあ久美から何かネタ出して」
「じゃあショウは彼女いてるん?」
俺は同じ過ちを繰り返したくないので正直に話した
「おるよ〜今も横で寝てるし(笑)」
「えっ?そうなん?チャットなんかして何か言われへんの?」
「全然( ̄Д ̄)ノ最近マンネリで放ったらかしにされてるし(笑)久美は彼氏おんの?」
「ん〜いてる様な、いてない様な(^_^;)」
「ん?どういうこと?」
話によると正式には付き合ってなくて、会うのは月に一回か二回
彼が会おうという時だけ会えるらしい
「久美から会いたいって言わへんの?」
「言うても忙しいって言われるし」
「いやいや、そんなんおかしいやろ」
その男が本気だと思えない
佳奈との事があったのでその男の気持ちがわかる気がする
余計なお世話だと知りながら色々忠告すると、久美は何度もうなずいて神妙に聞いていた
だが、いかんせん眠い
「んじゃ頑張ってな♪」
何度も隙を見ては終わらせようとするが「まだ怖い( ; ; )」を連発して一向に落ちようとしない
もしかして気に入られてる?
この辺から眠いのを通り越してハイになって来た