出会い系な日々
第4章 東京の佳奈・再会
帰ってベッドに倒れ込むと即爆睡
目が覚めたら深夜0時を過ぎていた
「はぁ…行こか…」
俺は眠い目を擦りながらパソコンを起動
約1週間ぶりにあのチャットサイトを開いた
見慣れたトップページを見てまずは深呼吸
「怖いなぁ…まさかずっと待ってないよな…嫌な予感しかせえへん…」
掲示板であれだけ知られた二人
なにせ久美でさえ知ってたのだ
ラブラブだと信じて応援していたカップルの彼氏が消えて無関心でいるはずがない
問題はそれがどのレベルなのか
場合によっては全員が俺の敵になってるかも知れない
このまま消えれたらどれだけ楽だろう
「もういい!行ってから考えよ!」
俺は覚悟を決めて待合せ掲示板に突入した
「わっ…」
俺の目に飛び込んできたのは、あちこちに書かれた俺と佳奈の名前だった
「佳奈ちゃん見てると切なくなる…こっちまで泣けてくるよ(/ _ ; )」
「カナちゃん頑張って!ショウ君きっと戻ってくるから!」
「ショウ君!早く戻ってきて!このままじゃ佳奈ちゃん倒れちゃうよ!」
「佳奈ちゃん少しは寝ないと!1週間ずっと徹夜じゃ身体壊すよ!」
待ち合わせに使うはずの掲示板なのに俺達2人の事でいっぱいだった
この1週間、佳奈は毎日俺を待ち続けていたのか?
朝まで?まさか1日中?
胸が苦しい
俺は慌てて佳奈を探した
いた!
見つけた佳奈の欄にはこう書かれていた
「ショウ…私なんかしたかなぁ( ; _ ; )嫌いになったらそれでもいいの!返事だけでもして!お願い(>_<)」
胸の苦しみが痛みに変わった