出会い系な日々
第6章 豊中の久美・憤慨
知り合ったその日にエッチした久美
彼女とはあの日からも何度かチャットしていた
佳奈と終わりにするどころか、また会う事になったと話したら大ウケしたりして
ところが徐々にメールしても返事が来なくなってきた
忙しいのか、飽きられたのか…
こういう状況は焦らされてる様なもので、気にしたくなくても気になるもの
ただ恋愛感情に発展することはなかった
久美は俺に彼女がいるのを知ってるし、向こうも好きな人がいるのでそこに踏み込むほどバカじゃない
ただカラダがあの刺激的なひと時を覚えてる
「久美をもう一度抱きたい!」というのが正直な気持ちだった
そんなある日、久しぶりに久美からメールが届いた
「ショウ明日空いてる?伊丹で花火大会あんねんけど行かへん?」
いきなり明日である
でもまさか久美から誘われると思ってなかったので胸が高鳴った
「久しぶりにメール来たな(笑)彼と行かへんの?」
飛びつきたい気持ちを抑えて探りを入れる
こんな直前に誘うってことは彼に断られたからに違いない
「彼は忙しいし。まだちゃんと付き合ってないから(^_^;)」
「まだあのままなん?ふ〜ん、どっちにしろ彼の替わりやね( ´ε` )」
「そんなことないよ!ショウに会いたいし」
「ほんまかい!」と心の中で突っ込みながら笑みがこぼれた
そう言われて嬉しくない男はいない
「よし(笑)ええよ♪明日空いてるし行こか」
「うん良かった♪誘うの勇気いってんで(笑)」
「久美に誘われて断ったりせえへん♪」
もう完全に浮かれ猿である
久美から誘って来た上にこれだけの台詞を吐いたのだ
まさか花火だけでバイバイなんて馬鹿な話はないだろう
次は体調万全で激しいエッチがしたい
俺はテンション爆上げで伊丹周辺のラブホを調べまくり、位置やルートなどを頭に叩き込んだ