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出会い系な日々

第7章 豊中の久美・相性


翌日、家を出ると小雨が降っていた

待ち合わせは梅田の紀伊国屋前に11時

早めに着いたのに久美は既に待っていた

「おはよう!すごい久しぶりやな♪」

「おはよ!ショウ元気そうやね♪」

「当たり前やん!よく寝たから燃えるで♪」

「ほんまに?じゃあ行こ♪」

「うん、どこなん?」

手を繋ぐことなく向かった先は、繁華街から少し離れたラブホ街

この大融寺周辺の地域はラブホはもちろん風俗や怪しい店がひしめく地域

梅田にこんなとこがあるのを初めて知った

その怪しい街並みに緊張する

伏し目がちに恥ずかしがってる俺とは違い、堂々と案内する久美が大人に見えた

「ここやで♪」

指差す先には十三のとは大違いの小綺麗なラブホがあった

人目を気にしながら中に入り、パネルで適当な部屋を選択

そそくさとエレベーターに乗ろうとしたら

「はい、こちらです!」

さっきまで誰もいなかったフロントに、いきなりオバハンが飛び出てきた

仕切りもなく全身むき出しで対面

ラブホって店員と顔を合わせないものだと思ってたので焦る

目も合わせず直接キーを受け取ると、逃げるようにエレベーターで部屋に向かった

入った部屋はラブホらしからぬ清潔な洋部屋だった

「先にシャワーしてくるね♪」

久美は一息ついてすぐバスルームに向かった

今までとは違って怖いくらいスムーズだ

「戻ってきたらバスローブ…紐をヒョイと引けば全裸や♪今日こそイカせたいなぁ…焦らずじっくり攻めたらいイケると思うんやけど、十三の時もかなり頑張ってあれやからなぁ…」

シャワーの音を聞きながら妄想に耽る

一番興奮する時かも知れない

ガチャッ

バスルームの扉が開いて久美が出てきた

「気持ちよかった♪ショウもシャワーしてきたら?」

久美は丈の短いバスローブを纏い、そこから伸びる白い太ももがエロい

「うん、サッパリしてくるわ♪」

飛びつきたいのをガマンしてバスルームに入り、軽く汗を流す程度にシャワーを済ませた

体を拭いて俺もバスローブを纏う

「よし、やるぞ!」

気合を入れてバスルームから飛び出した


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