愛は要らないから…
第10章 嫉妬
「そんなに欲しい?」
まだ俺の中には入ってこず
ただ撫でるように擦ってくるのと、イきそうな時に指を引き抜かれたままで
もどかしくて、自分の腰が無意識に勝手に動いてしまう…
「欲しい…大和のがいいの
ひとつになって、大和と繋がったままイきたい…」
大和の言葉に頷き、
恥ずかしがる余裕もない俺は
顔を見つめて素直にそう伝えた
「本当におねだり上手で可愛い…」
「ふあぁあぁぁん!!」
俺の左腕をベッドに縫い付けるように押さえ付けて覆い被さるようにして
片方の手であてがうと、
待ち望んでいた一気に肉壁を押し退け入ってきて、大和のアレが最奥まで届く
「うっ…はぁ……
ビクビクしてるけど、入れただけでイったの?」
「んっ…ごめ、なさっ……
大和がイくまで、頑張るから…っ、許して」
「次は一緒だからな?」
俺はその言葉に頷いた
「俺も一緒がいい…動いて…?」
「秋…」
まぶしいものでも見たかのように目を細めた大和の顔が近付き
俺は目を瞑ると、予想通り唇がふれて舌が絡まる
少し経つと
キスしたまま、最奥を優しくコツコツするように突いて来るように
大和の腰が徐々に動き始めた