愛は要らないから…
第13章 溢れる想い
「今日も朝からあの人の匂いして…
ちょっと妬いてたんだよね」
「っ、ん――――!!や、めっ!」
「っは…騒ぐと誰か来るけど…いいの?」
学校だ
こんなとこ性別がなんだろうが見られたくない
静かにすることは従うしかなくて
でも悔しくて、敵意を持って睨んだ
「涙目でそんな顔されてもそそるだけだよ、秋くん」
荒井は不敵な笑みを浮かべながら
俺のベルトに手をかけた
「待っ!こんなところで」「ここじゃなかったら喜んでしてくれるの?」
キス以上はバレたら学校に通えない
むしろ謹慎処分や退学なんであり得る
だけど、やっぱり抵抗して払い除けようとしても敵わなくて
やがて俺のモノがズボンの外に出ると
恥ずかしさと恐怖で目をぎゅっと固く閉じる事しか出来なかった
「可愛い反応…いつもその姿お兄さんに見せてるんだ?」
「やっ…は、ん……」
否定しようとすると
ただ触れていたのが擦られて
俺は声を出さないように下唇を噛んで
更に両手で自分の口を塞いだ
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