愛は要らないから…
第4章 兄の慰め
「ばか」
「だって……つか、お前が悪…ひぅ!!」
大和はゆっくり腰を動かしはじめて
思わず小さく喘いだ
「んっ……っ…んぁ…」
「痛くない?」
「……うっ…ん…」
俺は縦に頭をふると
大和は頭を撫でて笑いかけた
「っ…んな、事よ、り……早っく…!」
「早く?」
「ふぁあぁんんん!!」
大和はパンパンと強く肌をぶつけ
グチョグチョと卑猥な水音をならして激しく俺の中を行き来した
俺は突然のことに必死にしがみついた
「ちがっ!…キス……」
さっきは噛みそうになったから離したけど
ここから先は自分で制御できる自信がなくて
早く口を塞いで声の出ないようにしてほしかったのに…
「あぁ…もう遅いけどね」
俺の想いを読み取ったのか
そう言ってスピードを緩めながらニヤリと笑うと、深く口づけをした
もう、完全に体は受け入れているのかもしれない
やめてが言えない。
今もそう
誰にもバレず繋がる為に自分からキスを要求した
この行動を受けれていないなんて
誰が言えようか
僕は本当に最低だ
最低なセックス依存症だ