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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第1章 ~呼び出しの屋上~

「相変わらず、愛想悪いよなアイツ」

「ヤンキーが同じクラスとか、まじチョベリバ」

「おい、それ古いぞ」

クラスのあちこちから、彼への陰口が聞こえる。

彼は、同じクラスの梶研磨(かじけんま)。

ヤンキーである故に、クラスメート達から距離を置かれ、クラスで浮いた存在だ。

「俺、ヤンキーとかホンマに苦手だわ…。」

「俺も…。」

梶君を見ながら、苦手なのを口にする総一朗と飛鳥。

「怖いしね…。」

僕もヤンキーという部類は苦手だ。

リアルでは怖いイメージがあるのに、二次元だと凄い萌えるんだけどな…。

二次元だと、ヤンキーキャラで凄く萌えるのが、たまにあるんだよね。

◇アメニイト天王寺店の前◇

放課後、学校から出た僕は2つ隣の駅の天王寺に向かい、アメニイトの前に立っている。

「さてと、いよいよ新刊新刊~♪」

僕は、アメニイトの中に入った。

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