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異彩ノ雫

第3章  七ノ月




静かな水面に

紫の花影映り

膝をつき目を凝らせば

どこまでも魅き込まれる心地して…



ほっと息をもらせば

薄暮の刻あたりに迫る



幻にでも

恋しい姿の映るを願い

ただ 立ちつくす…







【水鏡】



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