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異彩ノ雫

第13章  VIVA!Cinema☆




ふたりはいつも共にいた


まばゆい光の中
笑いさざめく小川のほとり

頬杖をつきながら
澄んだ眼差しで見つめ合い
物語を語り交わした
暖炉の前


それは
少女たちの綺羅の時間…


時がゆき
道を分かち
時代の嵐に飲まれながらも
互いの明日に命を懸けた


想い合うふたりが
すべてを超え触れあう魂が
ただ眩しく 切なく…


その微笑みが忘れられない







~ジュリア:1977年~


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