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ただあなただけを見つめる

第22章 HAPPY BIRTHDAY





そのまま私たちは同時にイッた。



幸せなはずなのに
どうしてなのか。



―――胸騒ぎがする。




隣ですやすやと寝息を立てる暁を見て、私は不安な表情を浮かべた。



「大丈夫だよね…」



不安を抑えながら、私はゆっくりと瞼を閉じた。








私が寝息を立てはじめた頃、暁はまた目を覚ました。




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