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あたし、男の子になっちゃった!

第2章 電車で…

とりあえずあたしは遅刻しちゃヤバイと思って、家を出た。

股に違和感あるけど仕方ない。


いつもの満員電車に乗ると、はしっこの角をキープした。


こうやって壁側に向いてれば気付かれないよね…
……え!?



なんだかお尻がもぞもぞする。

チカン!?


なんで?

今までチカンなんてあったことないのに、
なんでよりにもよってこんな時に…。


あたしは気付かれまいと、太股をキュッと締めた。

しかしチカンの手は、更にあたしのお尻をなで回す。


「……や……」


やめてくださいって言いたいのに、周りに気付かれるのも恥ずかしくて、あたしはなかなか声を出せずにいた。


そのうちチカンはあたしが抵抗しないのをいいことに、体を密着させてきた。


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