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あたし、男の子になっちゃった!

第2章 電車で…

あたしの体はビクッとし、あたしは思わず男の手を掴んだ。


「やめっ……て」


でもチカン男はやめてくれない。


なんで?

なんで男だとわかったのに、触ってくるの?

意味わかんないっっっ!!




「ちょっとあんた、なにしてんだよ!」


その時、救世主が現れた。


「この人、チカンです!!」


その人は声を張り上げて、あたしを助けてくれた。


あたしは振り返り、その声の主を見た。


その人は背の高い、高校生の男の子だった。
顔はまあまあイケメン。
でもちょっと、胸が膨らんでるような…。

気のせい?



チカン男はそそくさと、止まった駅で降りていった。


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