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花音学園完結物語

第2章 ~終わりへの始まり~

◇花音学園1階・体育館前◇

「うわぁー、人が多いなー」

「うん…。」

人混みの中は苦手だ…。

花音学園では、各学年5クラスに分かれているみたい。

それで、多人数で混乱やトラブルを避けるために、クラス分け表を貼る掲示板の場所も、3カ所に分けているんだって昨日の入学式で説明を受けた。

「人が減るまで待つ…?」

珊瑚君に聞くと、珊瑚君は首を横に振る。

「俺が見てくるから、琥珀はココで待ってろよ♪」

「うん、ありがとう」

珊瑚君は、人混みの中に入って行きクラス表を確認して、僕の元に戻って来た。

「琥珀ー!
俺達、同じクラスだぞー♪」

「本当に!?
やった~!」

僕達は、一緒のクラスで喜び合う。

「何組?」

「C組だぞー」

◇花音学園4階・1年C組◇

「もう、半分ぐらいは来てるんだなー」

「そうだね」

教室の中は、すでに半分くらいのクラスメート達が来ていた。

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