テキストサイズ

飴と鞭と甘いワナ

第5章 scene Ⅴ



A side

圧倒的優勢だったのに…。

組み敷いてたニノに息から涎まで全部貪りつくされる直情径行なキス。

猛攻にテンパって、堪らず頭を振って藻掻いた。

どうにか口唇が剥がれた…その瞬間、胸と下半身への同時攻め。

「ひゃあっ…」

はしたなく高い啼き声。

思わず仰け反った反動で押し倒され、あっという間に形勢逆転。

M字に立てられた膝の間からニノが俺を見下ろしてる。

呆気なく圧倒的劣勢に持ち込まれ、涙腺が勝手に緩んでく。

ちょっと微笑うニノが屈んで俺の目尻に静かなキスをするから

「……泣いてない」

無駄に強がってみせたって…声が震えてンのがみっともない。

涙で薄っすらぼやけた目に

"気持ち好く……"
呟くニノの口唇が俺の濡れた丸い先を咥えて包んで……ゆっくり繁みの中へ降りていくのが見える。

絡み付く舌と滑(ぬめ)る熱い口中が

「ン……あぁっ…ニ…ノォ……イィ…」

一気に追い立てられてく。

惚れてるオトコからの攻撃的フェラ!!

下半身がゾクゾクする。マジで気持ちイイ。

湿気たニノの髪に指を差し入れ

"もっと…欲し"
腰を押しつけた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ