テキストサイズ

飴と鞭と甘いワナ

第5章 scene Ⅴ


ニノの喉仏がゴクンと動いて。

えーと……っ!?

「ニノ ニノ ニノ―っ!!」

"何だよ…るっせーな"
眉間のシワがそう言ってる。

立て膝に肘を乗っけたニノは鼻先でフンッと息を男っ前に鳴らすと

N「ゴチ」

両手合わせてシニカルに笑うのがカッコいい。

………じゃなくて。

「何で飲むのさ?」

"あんなのを"
今の俺 思いっきり情けない顔してるはず。

N「雅紀のだから」

えっ?

N「…種付け上等」

舌で口唇舐めるとか、ニヒルに微笑うのが悔しいくらい様になってる。

N「シャワーしよ」

腕を引かれてガラス張りのバスルームへ。

抵抗も拒否る間もなく連れ込まれ、ゆったり大きなバスタブに湯を張りながらシャワーを浴びる。

丸い円盤みたいなシャワーヘッドから降り注ぐ細かい飛沫が気持ちいい。

ピタッと背中に貼り付いたニノの腕が腰を撫でる。

ダイレクトに尻に当たるニノの完勃ちしたデカいの。
催促するみたいに擦り付けてくるのが堪ンない。

ヒクンと半勃つ俺のモノが前に回った手にキツく握り込まれる。

N「もう逃がさない」

俺を脅かす低い声に肌がざわついた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ