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第3章 番外編*店長




それは、なんてことない平日の営業終わりの朝。


「陽介ー、南月が潰れてんだよ。なんとかしてよ」


「え、南月が?」


困った顔で俺を呼びにきた先輩に着いていくと、VIPルームのソファに突っ伏す南月がいた。



(珍しいな、めちゃめちゃ酒強いのに)



「南月ー?南月大丈夫か?」


肩を揺すりながら問いかけてみると南月は小さく唸る。


「南月、帰れるか?」


「…うーん?」


南月がようやく顔を上げる。


「あー!ようすけくん!」


「ようすけくん!じゃねぇよ、大丈夫なの?」


「きもちわるい」


「お前が潰れるって、何飲んだんだよ…」


「んふふー」


 

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