虞犯少年
第3章 欲深き者
「まだ終わんねーよ?」
「んぁっ!やぁ…も…だめ」
「だめじゃねー。お前が悪い」
パンパンと激しく奥まで突かれて、溢れる愛液が机につく。頭の中が真っ白だ。
「っ明日香…明日香」
私の名前を狂ったように呼んで器用に舌先は突起を攻めた。
「ふぁ…やぁ、あああ」
「好きだ。お前は誰の女だ?」
「も、だめ…はぁ」
「ちゃんと言え。じゃないとイかせねーよ」
いきなり動きが緩くなって、見つめる瞳はやっぱり獣みたい。
「ふぁ…―ら、ん」
「ちゃんと言え」
「っっら…ん…の」
もう何もかもがめちゃくちゃで、うっすらと笑った彼が瞼の裏に焼き付いた。
「そうだ。お前は俺だけに依存してりゃあいいんだよ」
欲深き者
(人間なんて所詮欲の塊。)