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初恋が君でよかった

第2章 第1章 初恋

高校に入って数ヶ月たったある日、私の運命は大きく変わった。
「すいれーん、明星君来たわよー」
少し大きめの声でお母さんに呼ばれた。
「はーい、今行く〜」
私は階段を下り、玄関へ向かった。
「すいれん忘れ物ない?お弁当持った?」
お母さんが心配そうに尋ねてきた。
「うん!忘れ物も無いし、お弁当も持ったよ、じゃあ行ってきます!!」
すいれんと言う女の子は、元気良くドアを開け外に出た。
太陽が輝いでいる、素敵な朝だ。
そう、こんな事を考えている、女の子こそ、今から繰り広げられる、ドタバタ初恋物語のヒロイン『小泉 すいれん』(こいずみ)
なのだ。
「、、、、い、すい、、、すいれ〜ん!!」
「うわー!?」
突然大きな声で名前を呼ばれ、すいれんはビックリした。
「も〜、アッキー、、、急にデッカイ声出さないでよ〜、耳痛い!!」
すいれんが半泣き状態になっていると、そのアッキーと言う少年は、
「うるさい。俺は謝らねぇぞ、お前が妄想の世界に行っているのが悪い。」
そうここまで意地を張る負けず嫌いな少年こそが、すいれんの幼馴染みにして、家が隣の『東野 明星』(ひがしの あきら)だ。
「そんな事言わないで謝りなさいよ!!」
「嫌だね」
さすがにこの頑固さは、すいれんも待機れなくなり
「何でそんな怒ってんの?意味分かんない!!」
と、切れてしまった。
《やってしまった、、、、》
すいれんは後悔した。が、後悔したところで後の祭りだ。
だが、明星の反応は以外で
「ばっか、そんなんじゃねぇよ」
「じゃあ何よ」
「はあ?お前俺が時間にうるさいの覚えてねぇのか?」
「あ〜、そ〜だったね」
明星は昔学校に遅刻した事があり、先生にとても怒られたと言う嫌な思い出があるのです。
「と言う訳で、今日のお前は2分遅刻していた。」
「え、、、、あ、ごめん」
すいれんはこの時思った。
《エエー、たった2分?うわー心ちっせー、ヤベー》
と、すいれんの心の中を察知したのか明星が、
「心がちっさくて悪かったな」
「うっ、、、そ、そんなんじゃないし!!まぁ、、なんて言うの?うん、ごめん、、」
「たくっ、次はねぇからな!」
すいれんがツンデレっぽく言うと明星は、結構許してくれるのだ。
《アッキーって、ツンデレが好きなのかな?》
《くー、すいのツンデレ、マジ天使》
と、まぁ互いの思っている事はバラバラだが、2人は見ての通り、
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