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初めての彼女

第6章 お礼

メニューを頼んだ後

詩織から話しをかけてきてくれた

『世良くんは昨日、あの時間何していたの?』

世良は昨夜のことを話した

『どうして私に傘を貸してくれたの?』
『傘が車にあったのと、傘ないと帰れないとおもったからね』
『そっか。でもすごく助かった』

世良は何を話したらいいのか分からず
黙ってしまうが
詩織から話しをかけてきてくれて
途切れずに会話が進んだ


ご飯を食べ終え
時計を見ると12時45分過ぎ

まだ時間に余裕はあったが
お店が混んでるので
2人はお店を出た

手に天気に合わない黒い傘を持った世良を見た
子供が笑っていた



『今日はありがとう。私は帰るね』
『ご馳走さまです』
『またご飯でも食べに行きましょう
今日はゆっくり出来なかったから』
『はい』


2人は手を振って別れていった

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