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4人の狼と同居生活

第1章 第1章


「さあて、そろそろ来る頃かな」



おばあちゃんは、そう言うと火を止め忘れるほど熱心に見ていたテレビから離れて玄関に向かった。



ん…??何かお届けものでもくるんだろうか?



おじいちゃんが社長…だったこともあり、いろいろとおじいちゃんが居なくなった今でも届いたりする。



社長だったからかなんだかは知らないけれど、今住んでいる家はとてつもなく広い。



女2人で住むにはもったいなくて、掃除も大変……。



昔は親戚もみんなで住んでたんだけど…、今はアタシとおばあちゃんだけ。



寂しいからいっそのこと誰か住みに来てくれないからなあ……なあんてね。



そんなことありえないし!!ないない。



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