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LIFE

第3章 まだ恋は始まらない〜出会ってしまったふたり〜

お互いシャワーを浴びて、缶ビールを飲みながらソファに座ってたけど何故かシャワーもビールも、もどかしく感じていた俺は雅紀の頬に手のひらをあて覆いかぶさった。

「!」

ソファに押し倒された雅紀の唇を奪ってすぐに首筋に顔を埋めた。

「どうしたの?」

「なんか…ごめん。
盛った犬みたいで。」

貸してた服を捲ると目の前に綺麗な身体が晒されて。

どうして今まで我慢できてたんだ?

あれから結構な日にちが経ってるのが信じられないくらい。

全部今すぐ自分の手で可愛がりたいとコトを進めようとしたら雅紀が呟いた。

「…ベッド……」

もう…ここでもいいじゃん…

なんて思った言葉は出さずに雅紀の上からどいて、グイと手を引っ張って立たすと寝室へ向かった。

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