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BOXルーム

第10章 いざ脱出

「完璧ですよ!! あれ以外に答えなんてないでしょ。さあ、行きましょう!!」


 さっそく隣の部屋に移動する。


 箱が2つと、テーブルがある部屋。テーブルの上には炒飯が乗ってたお皿と少量のポテトが残る器、そしてポットが置いてある。


 三人は入って左側の壁に手を当てた。


「この壁を上にスライドさせればいいって、あいつが言ってた。これで出られるはず」と、ホルモンは壁に手をつけ、確かめながら言った。


「本当に出られるの?」と、ピイコが疑いなから壁を眺めた。


「ダメもとです。言ってた通りにやってみましょう」


 ピイコとのたまんは無言で頷いた。


 三人は壁に両手の平をつけた。


「よっしゃ!! 行きますよ!! 一気に上に押し上げますよ!! んーーっせーのっ!!」


 ホルモン王子の掛け声に合わせ、三人一斉にお店のシャッターを開けるように上に押し上げた。





『スターーーン!!』






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