
BOXルーム
第3章 急展開……
すぐさま、冷蔵庫のある部屋で一人になり、自分の服に着替えたまりんは、借りていた衣服を桃太郎に渡す。
「ありがとうございます。すっごく助かりました」と、まりんは笑顔で礼を言う。
桃太郎は照れ笑いをしながら「いやいや、でも、服が見つかってよかったよねぇ。そっちの方が可愛いですよ」と、言った。
「ありがとうございます!でも、惚れたりはしませんよ」
悪戯っぽく笑って舌を出して言っても、男にとっては冗談として受け止めにくい。半ば玉砕気味の桃太郎だった。
下里はその様子を羨ましく眺める。
「いいなぁ……あれ、まりんさんの香り染み込んでるよ……」
『ボコッ』
るかが下里の左脇腹をグーで殴る。
「あんたねぇ……これ以上、ここに変態増やさないでくれる!!」と、るかは松を指差して言った。
亀田興毅のボディーブロー並みに効いたのか、下里は脇腹を押さえて踞っていた。
玉砕した桃太郎、肉体的ダメージを受けた下里、精神的苦痛を受けた松と、しばらく立ち直れないトリオが、ここに結成されていた。
「ありがとうございます。すっごく助かりました」と、まりんは笑顔で礼を言う。
桃太郎は照れ笑いをしながら「いやいや、でも、服が見つかってよかったよねぇ。そっちの方が可愛いですよ」と、言った。
「ありがとうございます!でも、惚れたりはしませんよ」
悪戯っぽく笑って舌を出して言っても、男にとっては冗談として受け止めにくい。半ば玉砕気味の桃太郎だった。
下里はその様子を羨ましく眺める。
「いいなぁ……あれ、まりんさんの香り染み込んでるよ……」
『ボコッ』
るかが下里の左脇腹をグーで殴る。
「あんたねぇ……これ以上、ここに変態増やさないでくれる!!」と、るかは松を指差して言った。
亀田興毅のボディーブロー並みに効いたのか、下里は脇腹を押さえて踞っていた。
玉砕した桃太郎、肉体的ダメージを受けた下里、精神的苦痛を受けた松と、しばらく立ち直れないトリオが、ここに結成されていた。
