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BOXルーム

第3章 急展開……

 るかが、テーブルの料理を指差して、まりんに言った。


「ねえ、あれさぁ、テーブルごとこっちに移動させない? お通夜じゃないんだし、死体と一緒に置いてるのって、ちょっと気分良くないよ」


「そうですねぇ……でも、あれ、食べれるんでしょうか?」


「どうだろ……ちょっと、あの純化ってのに聞いてみよっか?」


「本当のこと言いますかねぇ?」


「んんん……」


 るかは考えた。わずか8秒ほど考えた。


 出した結論が……


「松に食わそう!!」


「え!?」まりんは聞き返す。


「変態ならきっと毒があっても大丈夫! 死にやしないって!! もし、死んだら変態退治完了で、容疑は純化に向けられるからセーフ!!」


 突拍子もない提案だったが、まりんにとっても自分の下着を汚した仇。痴漢、強姦、変態等と言う女の敵は許してはおけない。


「るかお姉様。あなたの意見に賛同し、加担いたします」



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