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もしもシリーズ~学生編〜

第4章 葛藤

今まで学校から直接家に帰る事がなかった為
両親がびっくりしていた。
「ただいまー」
「おかえり。あら、珍しい事もあるのね。
翔也がこんなに早く帰って来るなんて。
何か...あった?」
母が心配そうに俺に尋ねる。俺は...
「別に何もないよ。たまたま皆忙しかっただけ」
と、少し素っ気ない感じで答えた。
母は相変わらず心配した様子で...
「そうなの...でも、あんた達もいつまでも
子どもみたいな事してないで少しは成長しなさいよ?
もう高校生なんだから...」
「分かってるよ...」
と、一言だけ言い俺は部屋に行った...

部屋で考え込む...
分かってる、分かってはいるけど...
それを行動に移せない。
それに...今まで築き上げてきた友情を
ここで崩す訳にもいかない...
何かいい方法はないだろうか...

成長出来て、尚且つ友情を壊さない方法...
あ〜ダメだ...何も思い浮かばない...
やっぱり智の言った方法しかないのだろうか。
しかし、あの方法に
2人が納得してくれるとも限らない。
あ〜考えたらキリがないな。
今日はもう寝る事にしよう...
おやすみなさいzzz...
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