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舞子のえっちな日記

第3章 城島 圭



「新入社員を紹介する」



8時50分。

いつもより少し早く部長が
私たちの前に立った。



新入社員…?
こんな時期に??


みんなきっとそう思っただろう。


だって私を含め、
今年の新社会人が入社してきたのは
3ヶ月前の4月のこと。

こんなことってあるのだろうか…。


ざわめく周りの声に
イタズラ好きの部長は、

新入社員を隠れさせて、
社員の好奇心をさらに煽った。



「では五十嵐くんと

城島くんのご登場〜!」



部長のデスクの陰に
隠れていた男性社員が、
スッと立ち上がって姿をあらわす。


こんな登場、
"ご登場"もなにもない。


ただみんな、
学生時代の転校生が来た時のように
テンションは上がっていた。


その一方でわたしは、
どうせ新入社員とも仲良くなれずに
毎日が過ぎるのだろう、と

無心になり周りと混じりながら
拍手を送る。



「ご紹介に預かりました、

本日より皆さんと
働かさせていただくことになりました、

新入社員の城島 圭(キジマ ケイ)です。」


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