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催眠術 SO & AN

第1章 催眠術なんかにかかる筈無い1 翔



俺の肩をぽん、と叩いて

「おっと」

と手が滑り落ちるフリをするニノ

「お前なー」

確認するけど今のはジョークだよな?


「じゃあ、俺の偉大さがわかったところで・・・これ新作なんだけどね・・・」


カバンから新しいトランプをいそいそ取り出すけど・・・

おーい、今のは前フリか?
ホントは俺にマジック見せたかっただけなのか?

そう思った途端、俺の頭からは 催眠術のことなんてすっぽりと抜け落ちてしまっていた。






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