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想うこと。

第5章 第4章


「了解!私は先に戻ってるね」


女子トイレの前で
未奈と別れた後、私は自販機でお茶を買った。


あとは車に戻ろうと思っていたが
「佳苗さん」と、海東君に呼び止められ、
半ば無理矢理人目につきにくいところまで連れてこられた。


「海東君、私もう戻りたいんだけど」


「今、ここで佳苗さんからキスしてくれるなら
いいですよ」


「な…!嫌だよ‼︎
人目が少ないからって、誰に見られるか
わかったもんじゃないんだから!」


私の首筋を厭らしく、すーっとなぞってきた。


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