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想うこと。

第1章 prologue


「…っは…あ…」


「…そこ…っ…ダメ…ぇ…」


あるホテルの一室で乱れる私たち。



「佳苗さん…好きです…」


「あぁ…あ、…あ……!!」


ただし私はこの男の告白には返事をしてやらない。
いつも行為の時に、主導権を握っているこいつへの小さな反抗。


私たちは決して恋人同士ではない。

もっというと、私はこいつのことが好きではない。



私には他に想っている人がいる。




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