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『溝坂がつけたんかもしれねえぜ
トイレに行きたかったらしいし、』


筧は洗面所に行き、
水を出した。


『そうじゃない、
仮に先生がトイレに行ったとしても、
電気や水道は止まってるはずなんだ!!


こんな無人の廃墟寺ならなおさらだっ!!』



『あっ…………、



まっ、まさかっ!!』




拓真はどういう状況か
やっとつかみ始め、


『ああっ、
つまり俺たち以外に誰かが
潜んでいるってことになる!!』




『じゃあ、さっきの電気は


マズイッ!!


あゆみとカナが…………』



その時っ!!


『キャアァァァアーーーーー!!!!!』



『あゆみ!!!』



急いでその場に駆けつけた。