テキストサイズ

ゲーム~姉の男を寝盗る~

第11章 進藤拓哉の事情①

「俺に話してみるか?」
「……やめとく」

李奈が幼少の頃から
俺のことを好きなのは知っていた。

もしかして今も俺を……

ないない。

それは絶対にない。

4年前の夏。

瑞穂の半ば襲われた状態の俺を
李奈は目の当たりにしている。

見方によっては俺が瑞穂を
襲っているようにも見えたはずだ。

いずれにしても15歳の李奈には
衝撃的な事実だっただろう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ