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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第1章 きっかけ

拓哉は30分間隔で
瑞穂と私の部屋を行き来していた。

それは漠然とした決まり事だった。

苦手な数学の問題が解けず
今か今かと拓哉を待ちわびているのに
戻ってくる気配を感じず
私は苛立っていた。

一時間経過。

痺れを切らした私は
瑞穂の部屋のドアを
ノックもせずに開けた。

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