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楔 ---KUSABI---

第3章 変化する身体

あれから、繰り返し繰り返し、上から下から、精を飲まされ続けた。身体に精の匂いがしみ込んで、取れなくなるぐらいに感じた。

が、そこに嫌悪感は一切なく、下の口は飲めば飲むほど、身体は切なくなり腰をくねらせ、上の口は飲めば飲むほど、飢えを覚えて・・・。

食欲や睡眠欲は一切なくなり「ただひたすらにキモチイイ」と女が言っていた通り、性欲だけが唯一残り、

男から吐き出される白くて粘着質の液体を欲し、液体とともに快楽を与えてくれる男自身を欲した。

同じく先に狂った女と共に。
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