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愛してるのに,愛せない

第2章 HR研修

日高に直接聞こうかと思ったが








まずはリーダーに相談することにした








食事の後,リーダーをベランダに呼んだ








リーダーはお茶を2つ持ってイスに腰かけた








浦「悩みがあるんだろ??」

末「ああ…日高がライバルかもしれないんだ」

浦「本人には確認したのか??」

末「いや,まだだ…」

浦「そうか….」

末「もしそうだったら俺には勝ち目がない」

浦「……1ついいか??」

末「ああ…」

浦「ライバルが日高だから諦めるのか??」

末「俺にはどうすることもできない…」

浦「…その程度の気持ちなら最初からやめておいたほうがいい.ライバルが誰だろうと関係ないだろ.千晃が好きなんだろ??」

末「……………ああ.」

浦「ならそれだけでいいじゃん」

末「………俺どうかしてたわ…」

浦「1番大事なことをよく考えることだよ」

末「リーダー…ほんとにありがとう」





リーダーはいつも正しい道を教えてくれる





誰にでも分け隔てなくぶつかってくれる





時に優しくあたたかいことばを





時に厳しく現実味のある言葉をくれる






リーダーのおかげで前にすすめそうだ

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