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愛してるのに,愛せない

第2章 HR研修

そして







俺が1番聞きたくなかった言葉を








千晃は口にした








「もうこのまま…消えてしまいたいよ…」








俺はきつく抱きしめていた腕を放し








ちあきの頬に両手をあてて








まっすぐ千晃を見て話した








日「辛くてあたりまえだよ!!!苦しくてあたりまえだよ!!!それでもみんな前に進もうと頑張るから成長できるんだよ!!!自分を責め続けて何の意味があるんだよ!!!」

千「お…怒らなくても…いいじゃん…」

日「消えたいなんて言わないでくれよ….千晃が消えたら俺…生きていけねえよ…」

千「だっちゃんは大丈夫だよ…」

日「千晃…好きだよ….大好きだよ….」

千「……….」

日「俺なら,絶対千晃を泣かせたりしない」

千「……….」

日「辛いときは無理すんなよ…」

千「うん…ありがとう…」






千晃のおでこに軽くキスをして








俺は部屋を出た

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